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市民クリスマス2009 [ファミリー]

去年のブログにも載せた子供達が通う学校で行われる市民クリスマスへ今年も出掛けた。

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昨年は、下の娘が1年生だったため、ハンドベルでほんの少しだけ出ただけであったが、今年は2年生なので中堅である。(画像は開催前のベルが準備されてある舞台前)
プログラムは、第一部「キャンドルライトサービス」と第二部「ページェント」の2部構成である。学校の礼拝堂は1200名程度収容可能なスペースであるが、満杯で立ち見が出るほどであった。この市民クリスマスは、保護者や卒業生など関係者以外の一般の参加も可能なもので昨年も満杯であったのを憶えている。

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パイプオルガンの前奏から始まり、中学生のハンドベル演奏の娘も含めた高校生聖歌隊の美しい歌声が後方からキャンドルを手に持って入場する。この光景は明かりを落とした礼拝堂に、ある種の荘厳さを醸し出す。(画像はキャンドルを手に賛美歌を歌いながら入場して来たハンドベル部の面々)

我々参加者は事前に蝋燭を受け取っているので、入場が終わると点燭を行われる。隣の初めてみる人から、私へ。そしてまた知らぬ人へと蝋燭の灯を渡す作業はキリスト教主義らしい行いであろう。

一般参加者である私達も含めて数曲の賛美歌を皆で歌い、その後ハンドベルの演奏である。Hascal作曲のノクターンとあるが、私は知らない曲であった。それにしても他の楽器とは異なり、ベルは自宅での練習が出来ないので娘がどんな曲をどうゆう風に演奏するのか聞いてみる迄わからないのだが、こうやってちゃんと演奏を聞いてみると、その成長に驚くばかり..である。
その後司会者による聖書の朗読が行われ、聖歌隊のクリスマス曲を集めたメドレーへと続く。

もちろん学校の宗教主任氏よりお説教をいただくが、長くなく短くもなく、ちょうど良い案配で、しかも昨今のクリスマスの話が、イメージ先行形のおとぎ話のような一人歩きをしているという主旨のお話でなるほどと頷いた。そうゆうところから人々の勘違いや思い込みなどが出て来るのであろうと自戒を込めて改めて感じた次第。

10分の休憩を挟んでページェントが始まる。これは、キリストの生誕劇である。子供達は幼稚園の頃からこのようなページェントを身を持って見ていたり実演したりしているので慣れたもの。しかし、先程のお説教の話を振り返ると、そのページェントの衣装や小物も立派すぎるのかも知れないなぁ..と。
このページェントでも途中で歌われる賛美歌などは、全て聖歌隊によるもの。高校生らしい美しく若々しい歌声が礼拝堂に響き渡る。

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ページェントの最後には、ハレルヤが毎年吹奏楽部の演奏で行われるが、去年の市民クリスマスではよもや自分の息子が演奏の中に加わるとは思っていなかったが、今年はその最前列でフルートを吹いているのである。なんとも...である。これも神のお導きかも知れない。(ちなみに我が家は、仏教の菩提寺を持ち、私自身は特に宗教的な強い信条は持ち合わせてはいないことを断っておく..。今時の極めて普通の日本人だと...思う。)

アンコールも含めて数曲の演奏の後市民クリスマスは終了したのであるが、外はもう暗くなっていて昨年のブログ写真同様イルミネーションが冷え込む夜空に一層美しい輝きを放っていて、聖歌隊のサービスによる屋外でのクリスマスソングの美しい歌声が今回の市民クリスマスの満足感と共に心の中に暖かさをもたらしてくれたように感じた次第である。(私の居た中高校生時代とは、色々な意味で雲泥の差..の感がある)


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吹奏楽部定期演奏会 [ファミリー]

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今年高校生となった息子であるが、当初サッカー部に入部がしたいがために選んだこの学校の部活動を、なんと彼は吹奏楽部を選んだのである。
そして彼が選んだ楽器はフルートである。我が家には元々妻のフルートがあり、それがあったからフルートを選んだのではないらしいのだが...。

それから、夏休みや土日も含めてほぼ毎日の学校通いがはじまり、彼なりに練習してきたようであるのだが、どうも授業より部活の方が面白いようである。彼が部活動のためにフルートを使い始め、そして昨日初めて息子がフルートを吹奏楽部の1パートとして演奏している姿を見たのである。

さて、その演奏内容であるが、第1部から3部迄の三部構成になっており、第1部がJ. SwearingenやF. L. Mendelssohn、T. Dossなどいわゆる正統的なブラスの調べで始まり、第2部は、司会付きでABBAやら、GReeeeN、またアニメのテーマ曲やマイケルジャクソンのスリラーなどのポピュラー、そして第3部は、ディズニーのリトルマーメイド、ヘンデルのハレルヤ、更にはなつかしいフィンガー5に嵐の曲など、我々親の世代にも充分に配慮?した曲目で楽しませてもらったのである。

彼が入学して部活動に参加して約半年であるが、ちゃんと演奏出来るものである。特にフルートは指揮者の直前、最前列になるので良く目立つ。さすがにソロパートはしなかったものの無事に全ての演奏を終えて、ホッとした...というより驚いたのである。

子供(と言えるかどうかはビミョーな年齢だが)の成長の早さといものを改めて実感した次第。

合唱団定期演奏会 [ファミリー]

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今日は、午後から娘が所属している合唱団の定期演奏会であった。この合唱団は幼稚園から高校生までで構成されている。この定期演奏会は、4部構成で全体合唱、小学校4年生迄のジュニアクラスのミュージカル、ゲストの合唱、そして最後が小学5年生以上のシニアクラス中心のミュージカルで締めくくられる。
娘は小学校低学年から入団し、今中学生なので第4部のミュージカル「マッチ売りの少女」に出演した。ようやく舞台の真ん中で演技できる立場になったのだが、ここ数週間新型インフルエンザが流行りだし、中学校のクラスメイトにも数人インフルエンザにかかったそうで、とにかくそればかり心配していたのだが、運良く彼女は発熱もせず舞台に臨めた。

昨年迄は脇役だったのでソロで歌うこともなく、よって彼女の歌声などわからなかった...というのが本当のところでっあった。しかし、今回初めて我が娘の歌声を聞いたのである。(カラオケなどで聞く歌声とは違うと言う意味で)
この歳になって、バカ親発言するのも恥ずかしい限りであるが、正直なところ驚いたのである。意外にも高く伸びる声が出せることを知ったからである。演技については、恥ずかしさも残っているようで、役になり切れていないところもあり、言いたいことは山ほどあるのだが、歌に関してだけは長く合唱を続けさせて良かったと今日改めて思ったのである。

本人は歌を勉強出来る大学に進みたいなどと生意気なことを言っているのだが、そこにたどり着くためには、まだまだ沢山の勉強が必要であるし、その前に私も馬車馬のごとく働かなければなるまい...。そんなことを彼女の歌を聴きながら妄想していたのである。

画像は「マッチ売りの少女」のエンディングシーン

参考サイト:高崎市少年少女合唱団
http://tssg.blog54.fc2.com/
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卒業式 [ファミリー]

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今日は長男の中学校の卒業式だったので臨席した。卒業式はどこも型通り...と醒めた見方をしていたのであるが、どっこい今回の卒業式はそうではなかった。もちろん式そのものは、いたって普通のプログラムである。しかし、校長先生方や来賓、PTA代表などの式辞、在校生の送辞など良い話をされた。そして今回最も感動したのは、卒業生代表の答辞である。生徒会長を務めた代表の言葉には、大げさでも脚色もなく、ただただ中学校生活の様々な思い出とその時の気持ちを素直に綴ったものであった。逆にそれが私にはとても心に響き、既に家庭での生活とは別の世界を持った息子の姿を改めて思い知るのである。普段は反抗ばかりで、こちらも怒鳴ることばかりであったが、一歩外へ出ると彼は我々親の手の届かないステージを歩いているのである。

そのような姿を目の当たりにすると、親の方が子供離れしなければならないことを痛感するのだが、いやいやそんなことをしたら危なっかしくて...とも思えてくる。いずれにしても彼は来月からは高校生である。今日卒業した1人1人がそれぞれの目標を目指して違う道を歩むのだが、彼も自分の目標に向かって回り道をしても良いから進んで行って欲しいと願うばかりである。
そういう私自身も定めた目標も手の届くところにはまだないのである。息子に負けていられない。
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Glückskatze [ファミリー]

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久しぶりに、メルクリンとは関係の全くないネコの話を記してみたい。と言っても我が家のミルヒの話ではなく、近所の商店街の電気屋さんの看板ネコの「みいちゃん」の話である。みいちゃんは、ミルヒ同様ノラ出身のネコでメスである。彼女が神社を住まいにしていた子猫の頃、前足を傷めたようで、今も元どおりにはなっていない。その頃、今の飼い主が偶然神社でみいちゃんを見つけて、他のノラネコと違って妙に懐いてくるの不思議に感じたそうだが、その時はそのまま置いて来たそうである。
その後、我が家のミルヒも仲介してくれたネコ好きの履物屋の店主が、みいちゃんを電気屋さんに仲介したそうである。実はこの電気屋さんには、みいちゃんが来る前にやはり看板ネコがいて、残念ながら亡くして傷心していたそうである。

その電気屋さんにその時の神社の子ネコが来たときは、何かの縁であったに違いない。それから...その子ネコのみいちゃんが居る電気屋さんには不思議なことがおこり始めたのである。それは、そのみいちゃん目当てに来るお客さんが増え始めたそうである。私自身は、近所の電気屋さんなので、電球が切れたときやちょっとした電気部品を調達する程度のお店であるのだが、みいちゃんを目的にお客さんが増え、買い物をするようになったとのことで、今ではそのようなお客さんが液晶テレビを買う程になったとか?お客様が増えたことばかりでなく、身内にも良いことが続いているそうで、まさしく福ネコである。そんなことで、既に地元新聞など5〜6誌にこの話題が掲載されているほどのネコになったのである。

みいちゃんは、我が家のミースケとは生まれ時期が近いにも関わらず全く違い、小振りなメスネコでとても愛らしく獰猛なところがなく、人懐っこい。いつも定位置のレジ横の台に寝そべったりしているが、お客さんが撫でても逃げようともしない。我が娘は、そんなみいちゃんに会うために毎日学校帰りに電気屋さんに寄っている。

そんな話を聞いていたので、今年受験の息子もこのみいちゃんのパワーを授かろうと受験数日前に電気屋さんに行ってみいちゃんを撫でさせてもらった。そして受験がうまくゆくようお願いしたのである。

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▲ みいちゃんはキジトラ柄であるが、背中に白い小さな三日月が見える。これがツキを呼ぶらしい..。

そして、昨日無事に受験した学校から合格通知が届いたので、早速お礼参りに電気屋さんに出掛けたと言う訳である。上の画像は、昨日のお礼参りの時のもの。撫でるとシッポとお尻を高く上げてご機嫌な様子。
まぁ、受験が上手くいったのはネコのご利益か息子の実力かは知る術もないが、きっと今頃電気屋さんでは、また新しいみいちゃんの奇跡についてお客さんと話をしているに違いない。

そう、まだ放映日は知らないが、何と東京のテレビ局からも取材があったそうで、近々このみいちゃんはテレビデビューもするようである。

世の中迷信は山ほどあるが、みいちゃんのようなネコについては、それが迷信であっても信じて良いではないかと思うのである。

参考サイト:商売繁盛『ネコの恩返し』 高崎・電器店の『みいちゃん』 / 東京新聞ウエブ版
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20090105/CK2009010502000119.html

タグ:ネコ
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市民クリスマス [ファミリー]

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昨日20日は、私の周りで様々な催しがあり、私の所属するぐんま日独協会でも、いつものドイツサロンの会場で、クリスマス会が行われたのだが、娘の中学校で毎年行われる市民クリスマスに出掛けたのである。その理由の1つは、娘がハンドベル演奏をすること。そしてもう一つは、昨年行きたかったが時間的な都合で行けなかったこともその理由である。

市民クリスマスは2部構成で、第1部はキャンドル・ライト・サーヴィスで牧師による講話や聖歌隊、ハンドベルの演奏が主体。途中休憩を挟んで第2部はページェント(キリスト降誕劇)である。
第1部の途中で点燭(手渡された蝋燭に火を灯す)があり、会場の礼拝堂は暗闇の中蝋燭の火だけで聖書の朗読や賛美歌を歌ったり、聖歌隊の美しい歌声を聞く。その暗い礼拝堂で行われる厳かで美しい時間は、心温まるものであった。

さて、娘のハンドベルを期待して行ったのが1つの理由でもあったのだが、彼女は1年生のため、残念ながらその場では出番に恵まれなかった。第2部のページェントでは、お馴染みの降誕劇である。子供達が幼稚園の時もクリスマス会で降誕劇を見ているのだが、今回は中高校生によるもの。楽器もピアノ、聖歌隊の歌声、パイプオルガンとスケールも技術も演出も全く違う(当たり前だが...)。
最後は、全員合唱によるハレルヤで締めくくられるのだが、これも聖歌隊に加え、吹奏楽部によるオーケストラ演奏をバックに歌うのであるから、その迫力と盛り上がりは充分に大きい。

結局娘の演奏するハンドベルは、全て終了した後玄関ホールで参加された方々に向けて演奏した時であった。私は最後に退場したため、そこに着いたときは時既に遅しで見ることが叶わなかったのである。
それは仕方あるまい。来年以降の楽しみにしよう。

最後に寒いが外に出てみると校庭の電飾された木々が美しく、思わず撮影してしまったのが上の画像である。心の暖まった市民クリスマスは、寒い夜空でもさほど寒さは感じられなかったのである。
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ハンドベルクワイア [ファミリー]

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数週間前の土曜日に娘の通う合唱団の定期演奏会のことを記したが、昨日は娘が今年から通い始めた中学校でバザーがあり、そこの催し物の1つとして彼女が入っているハンドベル部の演奏があったので妻と見に行ったのである。

ちょうど1年前の今頃だったか、この学校のオープンスクールで初めてハンドベルを触った娘は、入学後いくつかの興味ある部活のうち、結局ハンドベル部に入部し、昨日迄どう上達しているか興味を持っていたのだが、演奏を聴き終えて親バカながらも正直驚いたのである。おそらく指導された先生のご努力や夏の合宿の成果なのだろうが、ハンドベルを部活として始めてまだ半年程度でここまで演奏が出来るようになっているとは....。

他の生徒ももちろん素晴らしく...というか、ハンドベルは全体が一体となった時にその美しさが際立つ楽器なので部員全員が素晴らしい演奏を行ったということなのである。それは私たち以外の1年生の保護者の方々も同様の反応であったことからも子供達の能力の言うものは、上手に引き出すことによって素晴らしい成果を出せるものと確信出来たことである。

今回の演奏の曲目10曲程のうち、1年生の娘が演奏したのはそのうちの4曲。「キューピー3分間クッキング」のテーマ曲「Parade of Tin Soldiers」や「崖の上のポニョ」主題曲など、楽しみながらも今迄の練習の成果が現れて心からの拍手を贈ることができた。来年、再来年...いや、その前にあるクリスマス会の時の演奏が今から楽しみになってきたのである。

でも、このブログを娘が見たら嫌がること間違いなし....であろう。思春期は扱いづらい..。
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合唱団の定期演奏会 [ファミリー]

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今日(正確には昨日)は、娘の合唱団の定期公演の日で、朝からバタバタとした1日であった。娘はもちろん妻も保護者会の役員のため朝から準備で忙しい。娘は今日も学校があるのだが、特別に早退して午前中に会場へ向かう。私はと言えば、彼女達をクルマで送る仕事である。
送りが終わると家へ戻り、開演までの時間は待機である。息子に昼ご飯を食べさせてから再び会場へ向かう。息子は塾があるので演奏会へは行けない。受験生は今からが勝負時なのである。

さて、演奏会は定時に始まり画像のようにいつものように合唱から始まる。その後小学4年生迄のジュニアクラスの舞台、ゲストの合唱団による合唱。休憩を挟んで最後がミュージカルである。今年は「白鳥の湖」で娘は、白鳥の娘達の1羽の役である。毎年少しずつ歌う出番も増え、また少しずつ上手く歌えるように見えて来たのは、親の贔屓目かも知れない。もっとも彼女は、合唱団での活動を楽しんでいるのでそれで良い。楽しくも感動のうちに幕を下ろした舞台であった。

その後、打ち上げの宴に出向く彼女達を尻目に荷物を持って自宅に向かい、ネコのミルヒに餌を与え、今度は、喫茶店の陶豆屋へと向かう。ここは毎月第1土曜日にぐんま日独協会のドイツサロンを行うのだが、今日がそれにあたるのである。今日は、いつものドイツ人のゲストに加え、ドイツ大使館からも1名お見えになった。私が到着した5時過ぎにはすでにサロンも山場を過ぎてしまっていたが、相変わらず中に入りきらないほどの人気である。このドイツサロンとウエブサイト開設のおかげで、会員も増加傾向にあるという。やはり新しい試みは成功したと言えるのであろう。

さらに今日は、ドイツサロン向けに常設展示してあるLGBが欲しいという方も現れた。もちろんこのLGBは息子に買ったものを置かせてもらっているだけなので譲るわけにはいかないが、おおよその価格と入手方法を教えた。やはりわかる人はわかるのであろう。庭園鉄道として屋外でも設置できることを伝えたら驚いていた。

帰宅したのは、7時近くになった。色々忙しくて疲れたが、まぁこんな日が年に1回ぐらいあるのも良いであろう。
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FC Bayern Münchenの試合 [ファミリー]

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昨日は、息子と2人出ずっぱりの1日となった。高校受験を控えた受験生の息子は、この時期ともなると、オープンスクールが始まり、志望校などへ出向いて学校見学を兼ねて様々な情報を得に行くのである。最近は私立ともなると、様々な体験も出来るようなプログラムも加えられており、至れりつくせりの感がある。最も親としては、授業料だの入学金だのが最も感心のあるところであるが...。

さて、午前中をそのオープンスクール訪問に費やした私たち父子は、自宅に戻ってそそくさと昼食を済ませ、かねてからの息子の念願であったサッカーの試合を見にさいたまスタジアムへ行ったのである。昨夜の試合は、浦和レッズとFC Bayern Münchenの試合である。

実は、私自身ドイツに何年も滞在しながらサッカー観戦は1度もない。最初のBremenの語学学校へ居た時は、他の日本からの学生には、しばしば地元Weder Bremenの試合を見に行っている者もいたが、私は興味がなく1度も...その後のKarlsruheでも、Münchenでもである。
そんなサッカーと無縁であった私なのであるが、何故か息子は幼稚園時代からサッカーに興味を持ち始め、ようやく中学生になってからサッカー部に入部し、最後は副部長迄つとめるまでに至ったのである。そして受験が控えている3年生は、先月の試合で2回戦負けし、部活動が終了となったのである。彼は、幼稚園までドイツで生活していたこともあって、大のFC Bayern Münchenファンで、私が内緒でこの試合のチケットを入手していたのである。これは、今迄部活を頑張って来たことのご褒美でもあり、これほどサッカーが好きなのに生まれて1度も試合観戦をさせていなかったことで、ちょうど良い機会に恵まれたと思ったからである。

さて、前置きが長くなってしまったが、我が家からさいたまスタジアムへは、中々アクセスが複雑で意外に時間が掛かる。初めての観戦ということもあって、なるべく早めに自宅を出発し、高崎線で大宮、京浜東北線で南浦和、武蔵野線で東川口と乗換え、埼玉高速鉄道の終点である浦和美園駅に到着したのは午後4時を過ぎた頃、そこから徒歩で更に20分である。浦和美園駅前には、FC Bayern Münchenの旗がたなびいていた。キックオフが7時半なので時間にはだいぶ余裕をみて行ったが、そこそこスタジアムに向かう観客が同じ方向へ歩いている。

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途中、埼玉高速鉄道の車庫の横を歩くので、「鉄」をしてしまう。w

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しばらく歩くとようやくスタジアムが姿を表す。道の途中では、時折屋台があり、今回限りと思われるFC Bayernグッズ専門の屋台も見かける。

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スタジアム前に到着して、息子がサッカー部の友人にメールを送っている。何かと思えばレッズかFC Bayernのどっちのグッズがお土産に良いか聞いているのである。お目当てのグッズをゲットしてスタジアムへ。

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今回は、初めてということもあって指定席を確保したが、自由席にはどんどん人が増えてくる。指定席はまだまばら。息子は既に大興奮状態である。まだフィールドにはだれもいないのにである。普段練習しているサッカーグラウンドとは違うからであろう。テレビ画面で見る感覚とは明らかに違う。この息子のはしゃぎっぷりを見て連れて来て良かったと思ったのである。

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まだ人もまばらなスタジアムで腹ごしらえも終え、7時ぐらいになると、座席もうまりつつある。そして試合前の練習でFC Bayernの選手が登場。今回彼らにとってアウェーであるが、どの程度のファンがいるのか興味があったのだが、意外に多いのは驚いた。全体の5分の1ぐらいはいたのではなかろうか。
息子は、人がまだまばらであることを良いことにかぶりつきで選手を見ている。

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で、いよいよゲーム開始。試合結果は予想どおりというか、まだまだFC Bayernのレベルが格上という試合展開であった。後半、それでも2点を取った浦和も中々すばらしくより面白い試合運びとなった。
結果は4−2でFC Bayernの圧勝と言えよう。

試合終了後早々にスタジアムを跡にして、同じ経路で大宮迄行き、そこから新幹線に飛び乗って我が家へ到着したのは11時を回っていたのであるが、息子にとって今日1日には忘れられない思い出となったであろう。もちろん私自身もわからないなりにホンモノの見事なボールさばきを目の当たりに出来て充分に楽しめた。
困ったことに、息子は本気で「高校に入ったらFC Bayernの試験を受けに行きたい!」と言っていることである。「でもその前にコミュニケーションでできなければ話になんないョ。」と牽制するのである。せめて英語を頑張ってくれ....。
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ウィーン少年合唱団コンサート [ファミリー]

昨晩、我が街にやってきた世界最高峰と呼ばれるウィーン少年合唱団のコンサートに家族で出掛けた。チケット購入後に修学旅行とバッティングすることが発覚し無念な思いで旅立った息子は、今関西を旅行中である。
実は私自身、彼らの歌声をナマで聞くのは初めてである。娘が合唱団に入っているので、世界のレベルというのも聞きたかったし、何より声変わり前の男の子だけの合唱なんてそう聞けるものではない。(子供の合唱は、ほとんど女の子か男女混成であろう)
ウィーン少年合唱団(Wiener Saengerknaben)については、あまりに有名なので説明は省くが、今回のツアーでは、Schubert組と聞いている。ウワサの日本人のヒビキ君も前列で歌う。会場では、舞台中央にピアノを置き、その左右にパート別?に子供達が並ぶのである。

歌声は、中には細い声の持ち主も居ない訳ではないが、全体としてのハーモニーは、やはり素晴らしいの一言に尽きる。前半の途中でソロを取る場面が幾つかあり、その最初にヒビキ君の声が聞けた。艶のある美しい声で、これならウィーンの合唱団で充分通用するレベルにあると感じた。
他にも美しい声の持ち主はとても多かったが、抜きん出ていたのがマヌエル君で、彼の音域の広さと伸び、そしてその声量には驚いた。
そしてまとめ役のA.I. イコチェア氏のユーモアを含めた指揮とピアノはとても好感が持てたのである。特にアンコール2曲目の「アルゴリズム行進」には、会場からの笑いと歓声と拍手が鳴り止まなかった。

講演が終わり、会場を出ると私も含めてであるが、他の観客の表情には皆笑顔がこぼれていた。音楽を心から楽しむということを改めて認識させてくれたウィーン少年合唱団のコンサートであった。

彼らのツアースケジュールを見ると、前日が札幌公演である。おそらく当日朝東京経由でここに来たのであろう。翌日はオフなのでゆっくりと休んで残りのツアーの成功を祈りたい。


参考サイト:2008 Wiener Saengerknaben
http://www.japanarts.co.jp/html/2008/chorus/wien/index.htm
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